変形性膝関節症を緩和させるマッサージについて

膝痛
立松 栄二

ブログ著者:立松 栄二

来院総数のべ12万人超え、世界レベルのトレーナーも推薦する整体サロン院長
国家資格保持(鍼灸師)

私たちは生活の中で立ったり座ったり、階段を上り下りしたり、

らず知らずのうちに膝に負担をかけてしまっています。

階段の上り下りや正座をしようとしたら、膝が痛くてできなかった……

なんてことありませんか?

 

そこで今回は

について解説していきます。

●変形性膝関節症とは?

「変形性膝関節症」と言われてもなかなか耳慣れない方も多いと思いますが、

40歳以上で「膝の痛み」で悩んでいる全国800万人(推定)のうち、

その大部分は変形性膝関節症によるものだそうです。

変形性膝関節症とは、膝の関節の軟骨の質が低下し、

少しずつすり減ることで歩くときに膝の痛みが出てくる病気です。

「平らな道で歩くのは大丈夫でも、階段で膝が痛くなる」

「歩くときの膝の痛みはないけれど、正座は膝が痛くてできない」

などが初期の変形性膝関節症の症状です。

さらに変形性膝関節症が進むと、次第にO脚も進んでいき、

階段だけでなく平らな道で歩くことも辛くなってしまいます。

日常生活上で支障をきたすようになると、

変形性膝関節症が進行している可能性が高くなります。

膝の痛みで医療機関を受診すると、

レントゲンを撮影して変形性膝関節症の診断をするのが一般的です。

しかし、関節の軟骨はレントゲンでは写らないので、

痛みが強くても、レントゲン写真ではその原因がわかりにくい場合があります。

場合によってはMRIや血液検査などで診断をすることもあるようです。

●変形性膝関節症の一般的な治療法

変形性膝関節症の治療には、

1)手術以外の方法による治療

2)手術による治療

に分けることができます。

それぞれについて解説したいと思います。

1)手術以外の方法

非常に強い膝の痛みで歩くことが困難となり、

寝ているときも痛みを伴うようになって医療機関を受診しても、

レントゲン写真では初期と判断され、痛み止めだけを処方されるケースが多いようです。

薬の服用だけだと、筋力低下により膝の痛みが続いたり悪化したりで症状が改善しづらいので、

筋力訓練や関節のストレッチを合わせて行うことが重要と言われています。

2)手術による治療

変形性膝関節症が進行してしまい、

「思うように歩くことができない」

「歩けても痛みを我慢しながら歩かざるを得ない」

などの場合で手術が最善だと判断された場合には、手術を行います。

手術の方法には症状やライフスタイルによってさまざまな種類がありますが、

金属やプラスチックで膝関節を全体的に入れ替える「人工膝関節置換術」が主流で、

国内では年間約7万人がこの人工膝関節置換術を受けているそうです。

●変形性膝関節症を緩和?マッサージの有効性について

変形性膝関節症を緩和させるには、

上記の治療法にプラスしてさまざまな方法がありますが、

膝やふくらはぎのセルフマッサージが手軽にできるのでおすすめです。

膝の痛む部分やふくらはぎをさするようにマッサージすることで、

血流が改善され痛みが緩和されます。

痛む部分にカイロを当てて温めるのも効果的です。

ただし、肌に直接カイロを貼ったり、そのまま眠ったりすると、

気づかないうちに低温火傷を起こす恐れも。

カイロは長時間当てないようにし、熱いと感じたらすぐに外しましょう。

また、膝の痛みを軽減するためには、動かすことが大事です。

膝周りの筋肉を柔軟にするためのストレッチを2つご紹介しますので、

無理のない範囲でトライしてみては?

・太ももの前側を伸ばすストレッチ

1)壁に片手をついて立ち、片足の膝を曲げ、つま先をつかみます。

2)つま先をお尻の方へ引き寄せ、太ももの前側を伸ばし、息を吐きながら30秒キープします。

3)反対側も同様に行い、左右2~3セット行います。

・すねの前側とふくらはぎのストレッチ

1)床に座って両足を伸ばします。

2)つま先をゆっくりと遠くに伸ばして、すねを伸ばします。

3)つま先をゆっくりと手前に引き寄せ、ふくらはぎを伸ばします。

4)2~3を10回繰り返します。

どちらも簡単なストレッチですので、習慣化できるといいですね。

もし難しい場合は、お近くの整体院などに相談してみるのも選択肢の一つです。

●まとめ:変形性膝関節症を緩和させるマッサージについて

今回は変形性膝関節症について解説しました。ポイントは次の3つです。

・「変形性膝関節症」は膝の関節の軟骨がすり減って、歩くときに膝が痛む病気

・変形性膝関節症の一般的な治療は、投薬と運動療法、手術と分けることができる

・変形性膝関節症を緩和するにはマッサージやストレッチが有効

変形性膝関節症は病気なので医療機関への受診をおすすめしますが、

膝の痛みを緩和させるにはマッサージやストレッチが非常に有効です。

治療と並行して行うと痛みも引きやすくなることがあるので、

無理のない範囲でトライしてみるのがおすすめです!

参考URL:https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/seikei/about/disease/kanja02_01.html

参考URL:https://www.healthcare.omron.co.jp/pain-with/knee-pain/stretch/

この記事を書いた人

立松 栄二

「整体サロンEX」院長 | 鍼灸師(国家資格)

立松 栄二

開院以来のべ12万人以上が来院する愛知県刈谷市の「整体サロンEX」院長。

元サッカーJ1トレーナーや元世界選手権帯同トレーナーなどの著名人も推薦する独自の技術で、身体の痛みやコリなどの不調を根本的な改善に導くため日々施術を行っている。

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施術家になった経緯や、どのような想いでこのブログを書いているかを語らせていただいています。