身体のさまざまな不調で整体を訪れる人は多いと思いますが、

整体に行ったのにもかかわらず、

身体のだるさが続くことってありませんか？

もしかしたら「好転反応」が原因かもしれません。

そこで今回は、

について解説していきます。

整体でマッサージを受けると、

身体がスッキリしてシャキシャキ動けるようになるイメージがありますよね。

しかし実際は、マッサージを受けた当日や翌日に身体がだるかったり

眠くなったりする人が多いようです。

この施術後の不調はなにが原因なのでしょうか？

よく「好転反応」や「揉み返し」という言葉を耳にすると思いますので、

それぞれについても解説していきます。

身体の不調やだるさを取り除くために整体に行ったのに、

整体を受けてもだるい状態が続くことがあるかもしれませんが、

整体後のだるさは好転反応の可能性があります。

好転反応とは、今まで悪い姿勢やストレスで圧迫されてきた神経や筋肉が、

整体によってゆるんでいく段階で起こる変化のこと。

身体の状態が悪い方から良い方向へ移行する時に感じる

痛みや倦怠感などを指します。

整体の施術を受けることで、

徐々に蓄積されてきた不調が正常な状態へと戻されるため、

その変化に耐えられず、身体が反応してしまうことがあります。

そのため、整体後のだるさは良いだるさとも言えます。

時間の経過と共に好転反応は薄くなっていき、

身体の調子も良くなっていくはずです。

揉み返しと好転反応の違いですが、

・揉み返し：身体からのアラートサイン

・好転反応：身体が回復しているサイン

と言われています。

どちらも整体やマッサージの施術後に出てくる症状ですが、

私たちの身体にとっては180度違う症状です。

揉み返しとは、施術によって筋肉が傷ついた時の炎症によるもの。

一方、好転反応は施術によって身体の老廃物が排出されたり

歪みが修正されたりする際の一時的に起こる不快な反応と言われています。

マッサージ後の症状で、揉み返しか好転反応のどちらなのかを判別するためには、

次の項目をチェックしてみましょう。

＜揉み返し＞

・施術した箇所が痛い

・こりが余計にひどくなってしまう

・頭痛がする

＜好転反応＞

・身体がだるくなる

・眠くなる

・全身が熱くなり、ほてった感じになる

私たちの身体はそれぞれ個人差があるので、

この症状が出たら揉み返し、この症状が出たら好転反応とは断言できませんが、

上記にあてはまる点が多い方が、該当する症状の可能性が高いです。

もしも好転反応が見られた場合は、身体を冷やさないようにすることが大切です。

お風呂では湯船につからず、なるべくシャワーだけで済ませるなど、

身体に負担をかけないようにすることも併せて実践してみてください。

好転反応が出ている間は、お酒も控えるようにしましょう。

あとは、よく寝たり水分をしっかり取ったりと、

一般的に身体に良いとされることが大事です。

好転反応が起きたとき、

生活習慣に気をつけているにもかかわらず不調が続く場合は、

不調の原因が別にある可能性もあるため、

施術を受けた整体師や医療機関へ相談してみましょう。

好転反応は整体を受けたすべての人が感じるものではなく、

中には反応を感じやすい人もいます。

特に症状が重い人や慢性化している人は

好転反応の影響を受けやすいと言われています。

また、長期間にわたって持病の薬などを服用している人や、

短期間の服用でも強い薬を飲んでいる人も好転反応が起こりやすいようです。

その他にも、体質や習慣、食生活などによっても

個人差が大きいと言われています。

好転反応は整体を受けた翌日から起こるケースが多いですが、

早い人では施術直後に反応を感じてしまうこともあります。

短い人なら1日で治まりますが、人によって期間はさまざまです。

今回は、整体でマッサージを受けた際の好転反応についてまとめました。

ポイントは次の5点です。

・整体でマッサージを受けたあとにだるさや眠気を感じる人も多い。

・マッサージを受けたあとのだるさは「好転反応」の可能性が高い。

・マッサージ後の好転反応は身体が回復しているサインで、揉み返しは身体のアラートサイン。

・マッサージを受けた後だるさを感じたら身体を休めることが大事。続くようなら整体師や病院へ相談！

・好転反応は症状が重い人や慢性化している人に起こりやすい。

好転反応は誰にでも出るわけではなく、

特に症状が重い人などに出やすいようです。

整体を受けたあとは、

身体をしっかり休めてリラックスするようにしましょう。

参考URL：https://mitsuraku.jp/column/138/