現代病の代表格とも言われることの多い肩こり。
症状が慢性化してしまい、お悩みの方も多いのでは?
ストレッチや肩こり解消グッズなどでセルフケアをしても、
根本からの改善はなかなか難しく、
気が付いたら今日も肩こりに悩まされてしまう……なんてことも。
そこでこの記事では
について解説したいと思います。
●なぜ肩の痛みは起こるのか?肩こり、痛みのメカニズム
肩こりが現代病と呼ばれる背景には、
・長時間のパソコンやスマートフォンの使用
・重い荷物を片方の肩だけにかける
・枕の高さが合わない
などで姿勢が悪くなってしまうことがあります。
猫背や巻き肩といった姿勢の悪化により背骨や骨盤が歪んでしまい、
肩がこったり、肩が痛んだりといったことが起こります。
また、人の頭の重さがおよそ6㎏前後だと言われていますが、
その重さが歪んだ背骨をさらに圧迫し、
血液の循環が悪くなると、肩こりだけではなく頭痛やめまいも起こります。
そして、肩や首の筋肉の緊張が続き、肩こりが慢性化していきます。
肩こりの症状は血液の循環に関係しているので、
・頸椎椎間板ヘルニア
・更年期障害
・高血圧、低血圧
・狭心症、心筋梗塞
などの病気が原因なこともあります。
気になる症状が続くようならまずは医師の診断を受けるようにしましょう。
●四十肩が起こる原因とは?
四十肩は、肩関節の周辺が炎症を起こし、
肩が痛んだり、肩関節の動きが制限されたりする症状のこと。
医学的には「肩関節周囲炎」といいます。
40〜50代の人に多く発症することから「四十肩」や「五十肩」と呼ばれており、
どちらも症状は同じなんだそうです。
大きな原因は「疲労と老化」だと言われていますが、
疲れや姿勢の悪さ、肩まわりの緊張、血行不良なども原因となります。
肩こりがひどくなって痛みがある状態が四十肩だと思われがちですが、
じつは両者はまったくの別物です。
肩こりの原因は筋肉疲労なので、
こりが重症化して痛みを感じても、肩は自由に動かせます。
一方、四十肩は肩関節の周囲で起こる炎症が原因となるので、
痛みにともない肩の動きが制限され、
腕を上げるという動作ができなくなってしまいます。
つまり「肩を動かせる」または「肩が動かせない」ということが、
肩こりなのか四十肩なのかを判別するポイントになります。
●整体で肩の痛み、肩こりをほぐす!
肩こりがひどいと、セルフケアではなかなか改善できないときがあります。
そんなときは整体院へ行ってみるのも選択肢の一つとしておすすめです。
では、整体で肩こりを治すにはどんな施術をするのでしょうか?
整体とは、身体の中心である骨盤や背骨の歪みを正しくしていくことで、
これにより身体のさまざまな不調の改善効果が期待できます。
具体的には
・手で身体を圧迫する
・腕や脚の曲げ伸ばしをする
・身体のさまざまな関節をまわす
などを行い、歪みを整えることで筋肉の緊張を取りのぞき、
肩こりや肩の痛みを緩和していきます。
整体には国家資格が必要ないので、施術内容は場所によってさまざま。
肩こりの場合は、首や肩のまわりの筋肉をほぐし、
背骨を中心にして骨格の歪みを改善していくことが多いようです。
身体の歪み方によっては、骨盤などの歪みまで矯正する場合も。
これ以外にも施術方法は整体院によって違いますので、
予約時や施術前に、どんな施術内容なのかを確認するのもポイントです。
このときに、痛みが苦手、うつぶせが苦手、などがあれば
合わせて相談してみるといいでしょう。
相性のいい整体院に出会うことで、
肩こりや肩の痛みもより効果的に感じられるかもしれませんね。
●まとめ:肩の痛みを感じたら整体にご相談を!肩のこり、痛みは整体で改善!
今回は肩こりや肩の痛みが整体でどのように改善できるかをまとめました。
・肩こりの原因は姿勢にあるが、他の病気の可能性もある
・四十肩は肩の関節に炎症が起きていることが原因
・整体では身体の歪みをとって筋肉の緊張をほぐすことで、肩こりのケアを行う
この3点が本記事のポイントです。
肩こりは症状がひどくなってくると
めまいや頭痛も引き起こしてしまいがちです。
毎日のセルフケアもとても大切ですが、
根本的に改善をされたい場合は、一度整体院へ相談してみては?
それでも気になる症状が出るようなら、早めに医療機関を受診しましょう。