健康づくりのために張り切って運動したのはいいものの、
張り切りすぎて筋肉痛になってしまった……
なんてこと、ありませんか?
そこで今回は
について解説したいと思います。
●筋肉痛はなぜ起きるのか?筋肉痛の原因を解説!
筋肉痛は、筋肉を激しく動かした際に「筋繊維」が傷つき、
それを修復するときに炎症が起こることで痛みが出ると言われています。
この「筋繊維」とは、筋肉や筋組織を構成している非常に細い細胞のことです。
ところで、筋肉痛にはふたつの種類があるの、ご存知でしたか?
ひとつは「即発性筋痛」といって、運動している最中や、運動の直後に起こります。
筋肉が熱くなり、じーんと重い感覚を感じるもので、
身体を動かす以外にも長時間同じ姿勢で座っていたりすることでも起こりやすいです。
この即発性筋痛は、疲労物質である「水素イオン」の発生が原因と言われています。
もうひとつは「遅発性筋痛」です。
一般的に「筋肉痛」と言えば、ほとんどの場合この「遅発性筋痛」のこと。
運動して数時間から数日たった後に痛みを感じるのがこのタイプの筋肉痛です。
筋繊維は筋肉を縮ませる動きよりも伸ばす動きのときに傷つきやすく、
スクワットやダンベル運動などの動きで筋肉を伸ばすときに筋繊維に負荷がかかり、傷つきます。
これを修復しようとするときに炎症が起き、痛み物質が発生し、
筋膜に刺激がかかって筋肉痛になると考えられています。
また、脱水により血液の循環が悪くなることも原因だと言われています。
筋肉痛は今まで、疲労により蓄積される乳酸が原因だと言われてきましたが、
血液中の乳酸は運動後ずっと残っているわけではないことがわかり、
今では「乳酸は筋肉痛を引き起こす原因にはならない」とされています。
●筋肉痛にはなぜ整体が効くのか?
運動後に整体の施術を受けると、
身体に溜まった老廃物や疲労物質を流すことができるので効果的です。
運動することで無理に動いてしまった関節の位置を矯正してもらったり、
アイシングをしながらマッサージを受けたりすると痛みの引きが早くなることも。
また、筋肉痛のときは血行を良くすることが重要なので、
筋肉痛になりそうなときにも整体に行くのがオススメ!
整体で筋肉をほぐしていくことで筋肉痛になりにくくなる方が多く、
痛みの引きがより早くなったという効果を感じた方もいます。
ただ、筋肉痛のケアは身体がこったときのケアとは異なるため、
施術を受ける前に必ず「筋肉痛のケアを受けたい」と伝えるようにしましょう。
身体のこりや筋肉痛、炎症が起きている場合など、
それぞれに合ったケアをすることが肝心です。
筋肉痛になりそうだけど整体に行く時間がない!というときには、
運動後のストレッチや休息をしっかりとるようにすればある程度のケアが可能ですが、
根本のケアは時間を見つけて整体へ行ってみては?
参考URL:https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000464979/blog/bidA028564431.html
●「もみ返し」にはご用心!「もみ返し」はなぜ起きるのか?
整体やマッサージの施術の後に筋肉痛のような痛みが出たこと、ありませんか?
これが「もみ返し」です。
「強く揉みすぎるともみ返しになってしまう」と思っている人が多いと思いますが、
硬くなっている筋肉は柔軟性がなく、ダメージを受けやすいため、
少しの刺激でも損傷し、もみ返しになりやすい状態なのです。
「もみ返しが起きないように揉む力を弱くしてもらえばいいのでは?」というと
そうではなく、揉む力が弱いと筋肉がほぐれて血行が良くなった部分とそうでない部分が混在し、
だるさやとか重さを感じることもあります。
施術の際に老廃物が排出されないで体内に残ってしまっている状態で、これも揉み返しのひとつ。
この場合は筋肉へのダメージではないのですが、
筋肉が十分ほぐれていないので、時間がたったときに痛みやコリが再発する可能性もあります。
施術の「適度な強さ」には個人差もありますが、
強すぎて痛みがあるときは無理せずに言うようにしましょう。
もし、もみ返しになって痛い場合は炎症を起こしているので冷やすようにしましょう。
全身に重さやだるさがある場合は、老廃物がうまく排出されていない可能性があるので、
しっかりと水分をとるようにして排泄を促します。
いずれの場合も睡眠を十分にとってください。
筋肉や組織の回復が早まります。
●まとめ:筋肉痛を早く回復させるためには整体がおすすめ!
筋肉痛を回復させるための整体についてのポイントは次の3つです。
・筋肉痛には「即発性筋痛」「遅発性筋痛」があり、筋線維の炎症が原因と言われている
・筋肉痛のケアには血流改善が重要なので、運動後の整体はオススメ!
・もみ返しは施術が強すぎても弱すぎても起こる場合がある
張り切って運動を始めても、筋肉痛が辛いとなかなか運動も続きませんよね。
整体やストレッチなどをうまく活用して、快適に運動を続けていきましょう!