多くの女性が悩んでいる身体の不調といえば、

肩こり、むくみ、冷え性、生理痛……などがありますよね。

一見、バラバラなようなお悩みですが、

骨盤の歪みが原因で起きているかもしれません！

そこで今回は

について解説していきます。

そもそも骨盤ってどんな骨なのか、ご存知でしょうか？

実は、骨盤はひとつの骨を指しているわけではありません。

尾骨、仙骨と2つの寛骨で合計4つの骨が組み合わさったものが「骨盤」と呼ばれています。

この4つの骨は、その周りにある筋肉とじん帯で支えられていて、

・上半身と下半身をつなぐ

・腸や子宮、精巣、膀胱などの内臓を守る

・姿勢を保つ

などの重要な役割を果たしています。

この骨盤を支える筋肉には、大腰筋、腸腰筋、骨盤底筋群などがあります。

これらの筋肉は長時間同じ姿勢で過ごしたり、偏った動作をしていたりすると、

その位置で固まりやすくなってしまいます。

そして、骨盤が固まった筋肉に引っぱられてしまうので、歪みが生じてしまうのです。

とくに子宮や直腸、膀胱を支えている骨盤底筋群は、

偏った動作によって緩むことが多いと言われています。

また、運動不足が続くと骨盤を支える筋肉が弱くなり、

骨盤を支えきれず歪んでしまうこともあるのです。

骨盤は日々の生活でも歪みが生じやすく、正しい位置に保つのは難しいと言われています。

前々回の記事でも紹介しましたが、日常生活の中で骨盤の歪みを極力抑えるためには

・なるべく脚を組まないで座る

・重いものを持つときは片方だけに偏らないようにする

・高いヒールはなるべく履かない

などに気をつけるようにしましょう。

骨盤の歪みは身体にさまざまな影響を及ぼすおそれがあります。

骨盤が歪むことによって起こりやすいとされる身体の不調は、

・肩こり、腰・膝の痛み

・姿勢の悪化、猫背

・生理痛

・冷え、むくみ

などが挙げられます。

上半身と下半身をつなぐ骨盤が歪んでしまうことで

全身の不調につながるのですね。

ではここで、骨盤の歪みを改善させるためのエクササイズをご紹介します。

骨盤矯正のために整体に通っている方も多いと思いますが、

毎日施術を受けるわけにもいきませんので、

家でもできるエクササイズで骨盤を正しい位置に導いていきましょう。

とくに効果的で簡単な、バランスボールを使った骨盤矯正をご紹介します。

◆バランスボールでお尻を振るエクササイズ

1）バランスボールに座ります。

2）両手を太ももの上において、ゆっくりとお尻を左に突き出します。

このとき、身体の中心を意識するようにしましょう。

3）右側も同じように行います。左右１セットとして、５セットが目安です。

バランスボールが家にない！という方もいると思いますので、

家でもできるエクササイズもご紹介します。

寝ながらでもできるものと、上体を起こして行うもの、

どちらも簡単なので、お風呂上りなどにトライしてみてくださいね。

◆寝ながらできるエクササイズ＜腰をひねるストレッチ＞

1）仰向けになり、両膝を立てます。

2）両膝をつけて、右にゆっくりと倒します。このとき、しっかりと息を吐くようにしましょう。

3）そのまま10秒間静止。左側も同じように行います。

顔と上半身は天井に向け、膝と一緒に倒れないようにしてください。

左右１セットとして、３セットが目安です。

◆上体を起こして行うエクササイズ＜お尻歩き＞

1）両足をそろえて伸ばし、座ります。

2）胸の前で腕を交差させます。この時、背筋をしっかり伸ばすようにしてください。

3）お尻が浮かないように、脚を交互に前に出します。

4）前後に6歩ずつお尻歩きをします。前後で１セットとして、３セットが目安です。

今回は骨盤の歪みを改善するために家でできるエクササイズについてまとめました。

ポイントは次の2点です。

・骨盤は周りの筋肉に引っ張られることで歪みが生じ、日常生活でも歪んでしまう。

・整体に行けない間も家でのエクササイズを行うことで骨盤を正しい位置にキープするのが重要！

上半身と下半身をつなぐ骨盤は、身体の要ともいわれる大切な場所です。

整体やエクササイズ、日常生活の心がけで、歪みにくい身体づくりができるといいですね。

参考URL：https://mitsuraku.jp/column/224/