デスクワークでも立ち仕事でも、夕方になると気になるのが足のむくみ。
足がパンパンに張ってしまい、細身のパンツや靴がキツイなんてこともあるのでは?
そこで今回は
について解説していきます。
●足がむくんでしまう原因
足のむくみの原因として、代表的なもので代謝の低下と筋力の低下が挙げられます。
・代謝の低下
足がむくむ一番の原因は代謝の低下です。
代謝とは身体の水分、血液、老廃物などの循環のこと。
代謝が悪い人は循環が悪く、水分や老廃物が末端にたまってしまい、むくんでしまいます。
とくに、足は心臓から遠く、身体の下部にあり水分や老廃物などがたまりやすいので、
身体の中で一番むくみやすい部分として知られています。
・筋力の低下
筋力の低下もむくみの原因です。
とくに、ふくらはぎは第二の心臓と言われ、
ふくらはぎをしっかり使えていないと、むくみやすいと言われています。
●むくみ=「リンパが原因」は間違い?
むくみはリンパが滞ることで起きると思っている人が多いと思いますが、
じつはそれは大きな間違いなんです!
むくみの大半は、
代謝の低下や筋力の低下で血管から水分が細胞の間にもれて滞っているのが原因。
だからこそ血流、循環をスムーズにしていくことが重要です。
日常生活でむくみやすい原因としては
・スニーカーをあまり履かない
・冷たいものを摂取しすぎる
・水を飲まない
・お酒をよく飲む
・運動をしない
などが挙げられます。
なんだかむくみやすいな、と感じたら、
上記のことに気をつけるだけでも改善が期待できるはずです。
むくみがとれると、無駄な張りがなくなるため見た目が細くすっきりします。
また、身体全体の歪みが改善され代謝も上がるので、
腰痛や肩こり、頭痛、ヘルニアなどの予防にもつながります。
逆に、むくみをそのままにしておくと常に足が太く見えてしまいます。
さらに冷え性になったり、ダイエットをしても痩せにくかったり……。
食べる量が変わらないのに太りやすくなるなんてことも。
日ごろから気をつけて、むくみにくい身体づくりを心がけたいですね。
●むくみが気になる部位のマッサージ法
むくみが気になったら、マッサージでセルフケアをするのがおすすめです!
ふくらはぎや太ももをマッサージして血流を良くし、
身体の不要な水分や老廃物の排出をしてくれる静脈をスムーズに流してむくみを解消しましょう。
お風呂上りに好きな香りのボディクリームやオイルなどを使って行うと、より楽しくなりそうですね。
<ふくらはぎのマッサージ>
ふくらはぎの内側の骨のきわを、下から上に向かってやさしく30秒間流します。
<太もものマッサージ>
太ももを上に向けて、内側からやさしく30秒間流します。
<足全体の循環マッサージ>
1)足先を前後に曲げたり伸ばしたりし、30秒間繰り返します。
2)足首を30秒間回します。
3)ふくらはぎの内側の骨のきわをしたから上に向かって30秒間やさしく流します。
4)太ももの内側を下から上に向かって30秒間やさしく流します。
※マッサージは強すぎない力で、やさしく行いましょう。
また、むくみのケアにはストレッチもおすすめ。
仕事中や入浴中にもできるストレッチを紹介します。
<仕事中や移動中にもできる!座ったままの足ストレッチ>
1)骨盤を起こした状態で椅子に座ります。
2)両膝に両手をのせて、上半身を前に倒します。
3)太ももの裏が伸びるのを意識できたら、そのまま30秒間キープします。
<お風呂の中でできる!足のストレッチ>
1)お風呂につかり、両ひざを抱え背中を丸める姿勢になります。
(片足ずつでもOKです)
2)足先を手で上に向けて、そのまま30秒間キープします。
<テレビを見ながらできる!足のストレッチ>
1)片膝に足首をのせて30秒間まわします。
2)反対の足も同様に行います。
<ベッドでも床でも仕事中もできる!足のストレッチ>
1)足の裏をアーチ状に30秒間曲げます。
このマッサージやストレッチはどれも簡単でシンプルなので、気軽にトライしてみましょう。
●まとめ:足のむくみを解消させよう!マッサージでむくみを解消できる理由について
今回は足のむくみとマッサージについてまとめました。
ポイントは次の3点です。
・足のむくみの原因は、代謝の低下と筋力の低下にある
・むくみの原因はリンパではなく血流にある
・むくみが気になったときはマッサージやストレッチがオススメ
今回ご紹介したマッサージやストレッチ、簡単なのでぜひトライしてみてくださいね。
自分でするのが面倒!という方は、整体に通うのもオススメ。
ただ、むくみが全然改善されなかったり、痛みがあったりする場合には、
他の疾患が原因という可能性もあるので、専門の医療機関を受診するようにしましょう。