肩こりがつらいとき、肩のセルフケアをしても、全然楽にならないことってありませんか?
それは、肩より首がこっているからかもしれません。
実は多くの方が悩んでいるという首こり。春は特に要注意な季節なのだそうです。
そこで今回は、
について解説していきます。
●「首こり」とはどんな状態なのか?
男女問わず、多くの方が悩んでいる首こりですが、
デスクワークやパソコン、スマートフォン、家事などで
長時間同じ姿勢を続けることが、最も大きな要因として知られています。
具体的に「首こり」とは、首の後ろ、うなじ周辺の筋肉がこり固まった状態をいいます。
肩こりでお悩みの方は、首こりを併発していることが多いと言われています。
筋肉の緊張による不快感や、上を向いた時に違和感があるのが主な症状ですが、
頭が重くてどんよりする、腕がだるい……などを感じたら、悪化一歩手前のサインです。
私たちの首は6~8kgもある頭を支え、
上下左右に伸ばしたり回したりという複雑な動きをコントロールしています。
男女比でいうと、女性の首は男性より細長く、筋肉も少ないという特徴があり、
血流は筋肉量に比例しているため、女性はとくに首こりしやすいと言われています。
なんと働く女性の7割近くが首こりの悩みを抱えているのだとか。
また、春は寒暖差が激しく、自律神経が乱れて血行不良になりやすい時季です。
加えて首の血管は皮膚に近く外気の影響を受けやすいこともあり、
冷え自体も血流に悪影響をおよぼします。
そのうえ、血行不良は筋肉の硬直を招いて末梢神経を圧迫し、首こりの悪化につながります。
●首こりのチェック方法
日々の生活習慣から引き起こされることが多い、首こり。
以下の項目にチェックが多いほど、首こり危険度は高めです。
<生活習慣の首こりチェック>
・デスクワークやパソコンでの前傾姿勢をとる時間が長い
・ヒールの高い靴や幅の細い靴を履くことが多い
・首回りの開いた洋服をよく着る
・スマートフォンを長時間使う
・枕の高さが合っていない
また、つぎに紹介する首こりチェックにもトライしてみてください。
動かしづらいところがある場合はさらに要注意です。
特に、上を向いて首から腕にかけて違和感があれば首こりの可能性が大きいです。
<首こり動作チェック>
1)あごをゆっくりと無理のないところまで上げ、首を反らします。
2)首を左下に向かってゆっくり回転させながら倒し、頭を傾けます。
3)首を体の正面まで移動させて、あごを引き、頭を深く倒します。
4)右肩まで首を回し、頭をしっかり傾けたら、1の位置へ戻ります。
いかがでしたか?
上記のチェックで首こりの可能性が高かった方も、そうでない方も、
今すぐできる首こり対策としては、
・パソコン画面の高さと椅子を調節
・首を深部まで温め頑固なこりをほぐす
・服でも首元を温める
・首に負担のかからない枕を選ぶ
などがあります。
日常生活の中から気をつけてみてくださいね。
●首こりを解消したいときに整体をおすすめする理由
つらい首こりは、自分で対策するよりも、整体で根本からケアを受けるのがおすすめです。
プロの目で客観的に筋肉の状態を診てもらいながら適切な施術を受けることで、
首こり改善へのより良い効果も期待できます。
また、首こりや肩こりのセルフケアでは、
こりが強いところを集中的に揉んでしまうことがよくあると思いますが、
一か所にかかる刺激量があまりに多いと、
しばらく時間を空けた後にだるくなったり痛くなったりするもみ返しが起きやすくなります。
この「もみ返し」は、筋肉を損傷している状態と言われています。
また、首こりの改善に不可欠な血流促進ですが、
一箇所だけをマッサージしても全身の循環の改善は望めません。
そのような理由から、首こりで悩んでいる場合は、
整体で全身の施術を受け、根本からのケアをおすすめします。
ピンポイントでここがこる!というのが明確な場合は、
施術前にそれを伝えることで重点的にケアを受けられる場合もありますので、
整体師さんに相談してみるようにしましょう。
●まとめ:首こりの解消は専門家に!首こりの解消法について
今回は首こりの症状と整体に通う効果についてまとめました。
ポイントは次の3点です。
・「首こり」とは、首の後ろ、うなじ周辺の筋肉がこり固まった状態を指す。
・首こりはデスクワークの前傾姿勢や冷えなどで起こりやすい。
・首こりは自分で対策するよりも、整体で根本からケアを受けるのがオススメ!
首こりでお悩みの場合は、プロの手による施術効果をキープするために、
首こりの悪化を防ぐ生活習慣を身につけましょう。
セルフケアグッズも活用し、こりのない身体づくりを心がけたいですね。